顎関節症での自己流のマッサージの危険性

文責:院長 柔道整復師 日笠 雄一

最終更新日:2025年03月10日

1 顎関節症が疑われるケース

 口を動かすと顎が痛む、噛むときに痛みや違和感があるというお悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

 その他にも、口を開く度に音がする、口が開かない、食事をしていると顎がだるいという場合は、顎関節症の疑いがあります。

 何がきっかけで生じるようになったのか、改善のためにはどうすればよいのか気になる方もいらっしゃるかと思います。

 できれば自分で何とかしたいとお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、自己判断で対応するとかえって状態が悪化してしまう可能性があるため注意が必要です。

 顎関節症を改善するためには、まずは原因をしっかり確認し、それに合わせて適切な対応を行うことが重要となります。

2 様々な原因が考えられます

⑴ 顎以外にも原因がある

 事故や転倒など、顎に直接大きな力がかかった場合は原因が明らかですが、それ以外の場合だと上下の歯のかみ合わせが原因だと考えられることが多いようです。

 ですが、かみ合わせの他にも、首の歪みや骨盤の歪みなども原因として考えられます。

 顎関節も、身体中の骨や関節と直接的または間接的につながっています。

 例えば、顎関節の上部を構成する骨は頭蓋骨の一部であり、さらに頭蓋骨は首の骨とつながっています。

 そのため、首が歪むと、首の筋肉が顎周辺の筋肉を引っ張ってしまい、顎関節症となることがあるのです。

 また、骨盤も背骨を通して頸椎とつながっているため、骨盤の歪みも顎関節症の原因になり得ます。

 

⑵ 日常生活に原因があることも

 さらに、普段の姿勢、長時間パソコンやスマートフォンを触る習慣など、日常生活にも原因がひそんでいることがあります。

 普段の姿勢が猫背気味になっている場合、頭の重心が本来の位置よりも前方にあるため、その重さを支えるために、顎や首、肩、背中あたりの筋肉に負担がかかって緊張してしまいます。

 その結果、無意識にかみしめるようになってしまい、顎関節症を引き起こすのです。

3 自己流マッサージのリスク

 筋肉への負担や筋肉の緊張が原因であれば、マッサージで筋肉をほぐせばいいと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

 ですが、力任せにただ揉みほぐせばいいというわけではありません。

 自己流のマッサージは筋肉や靭帯を傷つけ、状態の悪化につながってしまうこともありますので、避けるべきかと思います。

 顎関節症の疑いがある場合は、適切な処置を受けられるところへ相談し、何が原因となって筋肉を緊張させているのかを把握した上で、処置を受けることをおすすめします。

4 整骨院へご相談ください

 整骨院でも、顎関節症の施術を行っているところがあります。

 整骨院は、身体の歪みの調整や筋肉へのアプローチを得意としていますので、顎関節症の疑いがある方・顎関節症でお悩みの方も、一度整骨院へ相談してみることをおすすめします。

 上にも書いたように、顎関節に直接原因があるとは限らないため、ご本人のお話や実際にお身体に触れるなどの検査から、原因が他にもないか確認します。

 原因を特定したのち、手技や施術機器による様々なアプローチ方法で筋肉の緊張をほぐし、改善を目指していきます。

 また、首や骨盤の歪みといった身体の歪みを引き起こすような生活習慣や癖がないか、日常生活で注意すべき点についてもアドバイスしてもらえる院もあります。

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