肉離れは筋肉の疲労が原因となることも

文責:院長 柔道整復師 日笠 雄一

最終更新日:2024年01月04日

1 肉離れはどのようなときに起こるのか

 肉離れは、急なダッシュやジャンプ等、急激に筋肉への負担がかかるような動作へ筋肉が対応しきれないときに起こります。

 筋肉へ強い負荷がかかり、それに筋肉が対応できない、つまり負荷に筋肉が耐えられなくなると、筋肉の一部が切れたり裂けたりしてしまうのです。

 このように、筋肉が断裂している状態を肉離れといいます。

 部分的に筋肉が断裂することが多いですが、まれに完全に断裂してしまうケースもあります。

肉離れになると、内出血や腫れ、激しい痛み等が生じます。

2 肉離れを引き起こす原因

 肉離れが起こりやすくなる原因として、筋肉に疲労が蓄積していることが挙げられます。

 筋肉の疲労は、筋肉の緊張につながります。

 緊張して硬くなっている筋肉へ強い負荷をかけ続けると、かかった負荷へ柔軟に対応できず断裂してしまい、肉離れになってしまうのです。

 また、加齢による筋肉の老化や運動不足も、筋肉が硬くなる原因となります。

 さらに、肉離れを経験したことがある場合には、そのときのリハビリや筋肉の修復具合によっては、筋肉が断裂しやすくなってしまっているという可能性も考えられます。

3 自己流の処置は危険です

 肉離れといっても、すべて激しい痛みを伴うわけではありません。

 程度によっては、歩行時に痛みがなく、ダッシュやジャンプのように強い負荷をかけないと痛みが出ないという場合もあります。

 ですが、2にも書いたように、適切な処置やしっかりとリハビリを受けることができなければ、筋肉が断裂しやすくなっている状態となってしまい、再発もしやすくなってしまいます。

 そのため、軽くても足に痛みがあるという場合には、肉離れの可能性もありますので、専門知識のある整骨院へご相談いただくのがよいかと思います。

 当院でも肉離れに対する施術を行っています。

 施術前にカウンセリングや検査を通して、日々変化するケガの状態を適切に把握し、状態に合わせて、痛みを抑えたり筋肉の修復を早めたりするための施術を行います。

 また、肉離れでは、再発を防ぐためにリハビリが大切となってきますので、ケガの状態に合わせてリハビリを行うとともに、日常生活での身体の正しい使い方や生活習慣についても、アドバイスさせていただきます。

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