坐骨神経痛でのストレッチは悪化するリスクがあります

文責:院長 柔道整復師 日笠 雄一

最終更新日:2024年04月03日

1 坐骨神経痛とは

 そもそも、坐骨神経とは、腰のあたりから爪先まで伸びている、人体の中で最も太くて長い神経が集まった束のようなものです。

 この坐骨神経が圧迫されると、腰やお尻、太もも、ふくらはぎ、足先等に電気が走ったような痛みやしびれ、麻痺などが生じます。

 これらの不調を総称して坐骨神経痛といいます。

2 ストレッチには注意が必要

 身体に痛みがあると、その箇所をさすったり揉みほぐしたり、ストレッチをしたりして、痛みを抑えようとすることが多いかと思います。

 どのようなストレッチにも坐骨神経痛の悪化リスクがあるというわけではありませんが、ふくらはぎや腰等、坐骨神経痛が生じる可能性のある箇所のストレッチは、全体的に避けていただくのがよいかと思います。

 ストレッチをすると、坐骨神経痛のある筋肉を伸ばしてしまい、神経に刺激を加えたり傷つけたりしてしまうおそれがあり、かえって痛みを増幅させてしまうことがあるためです。

 これは坐骨神経痛に限った話ではありませんが、正しい知識がないままやみくもにストレッチを行うのは、神経や筋肉を傷つけてしまう場合がありますので、危険だといえます。

 身体に痛みやしびれがある場合には、専門知識のある機関へ相談していただくのがよいかと思います。

3 根本改善へ向けた施術

 当院でも、坐骨神経痛に対する施術を行っております。

 坐骨神経を圧迫する原因である周辺の筋肉のコリを、筋肉の緊張を緩和させることで取り除いていくというのが基本的な施術となります。

 もちろん、人によって原因は様々ですので、一人一人丁寧に検査を行い、それぞれの方に合った施術プランをご提案させていただきます。

 検査をしっかりと行い原因を適切に把握することにより、表面的に痛みだけ取り除くのではなく、坐骨神経痛の原因も取り除いて根本改善を目指すことができます。

 ストレッチの他にも、坐骨神経痛を悪化させないために避けていただいた方がよいことがありますので、そちらについてお伝えすることもできます。

 下半身に、原因が分からない痛みやしびれがあるという方は、坐骨神経痛が疑われますので、一度当院へご相談ください。

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